早ければ2009年にも、国際結婚家庭の子どもを対象にした国内初の学校が設立される。
 外国人労働者の支援を行う社団法人「地球村愛の分かち合い」は30日、外国人労働者や国際結婚家庭の急増で、こうした家庭の子どものための正規教育機関が切実に求められてることから、小学校、中学校、高校を段階的に設立することを決めたと明らかにした。すでに学界や市民団体関係者による学校建立推進委員会を構成し、本格的な活動に乗り出している。

 第1段階として2009年の「地球村小学校(仮称)」設立・運営を決定し、財源確保などを行っている。京畿道地域に1万5000坪の用地を提供すると申し出ている篤志家もおり、建設作業は加速化する見通しだ。ただ、建設地を京畿道地域とするか、外国人労働者が多いソウル市九老区地域にするかは未定だという。

 地球村小学校の定員は1学年30人、計180人だが、入学志願者が多い場合は定員を増やす方針だ。教職員は韓国人のほか、国ごとの言語教師らを迎える。学費は全額無料を原則とし、外国人移住労働者や国際結婚家庭、開発途上国の公館職員、留学生、外資系企業社員などの子どもを入学対象とする。開校初期は民間募金を通じて財源を確保し、正規の学校に昇格した後は政府の支援を受ける計画だ。


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