アフガニスタンで韓国人を拉致した武装勢力タリバンが26日、人質の肉声をメディアを通じ初めて公開した。自身らの目的達成のための交渉戦略に出たものと分析される。
 米CBS放送では、ユ・チョンジュと名乗る女性との電話内容を報じた。この女性は約3分間の通話の中で、「わたしたちは今危険な時期におかれている。できるだけ早くここから脱することができるよう助けてほしい」と訴えた。またこの女性は、自身は女性17人とともにおり、男性は別の場所に抑留していると説明し、先にペ・ヒョンギュ牧師が殺害されたことについては知らなかったと話している。

 これに先立ち、地域のラジオ放送やアフガン独立系のパジワク通信でもそれぞれ別の人質女性と電話で話した内容を報じている。米国政府当局関係者は、弱い女性の人質を使い、健康悪化などを訴えさせることで、アフガンと韓国政府に圧迫を加えようという意図だろうとの見方を示している。

 一方、AFP通信は26日、タリバン報道官を名乗る人物が、アフガン政府の要請を受け、人質交渉の期限を現地時間27日正午に延長することに同意したと明らかにしたと報じている。


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