仁川経済自由区域の青羅地区に、77階建ての世界貿易センター(WTC)ビルが建設される。世界貿易センター連合(WTCA)を主幹事として構成された企業連合、WTC青羅コンソーシアムが26日、ソウル市内のホテルでプロジェクトに関する事業説明会を行い、詳細な事業計画を発表した。
 WTC青羅コンソーシアムは、青羅地区を金融ハブとして造成するための事業計画を6日に韓国土地公社に提出している。それによると、81万平方メートルの用地に、世界的な貿易・金融・情報ネットワークを持つ投資家を誘致し、青羅地区を北東アジアの国際貿易・金融の中心地として開発する。

 核となる77階建ての貿易センタービルは、ツインビルとコンベンションセンターを中心に、ホテル、オフィス、文化施設、外国人用住居などを完備するビジネス複合団地として建設される。総事業費は5兆7000億ウォンで、2015年の完工を目指す。

 進出が予定されている企業・機関はWTCAのほか、リーマン・ブラザーズ、クレディ・スイスなどの金融機関、ノーベル慈善基金、フルブライトセンターなどの公共機関、ジュメイラグループ、ソネンブリック・ゴールドマンなどの不動産開発業者、オックスフォード・メディカルアートセンター、ウエストフィールドなど。同コンソーシアムは、プロジェクトの推進により3兆3000億ウォンの経済的効果と3万7000人の雇用創出効果があると期待している。


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