仁川地方海洋水産庁が24日に明らかにしたところによると、仁川と中国を結ぶ国際旅客船10航路の上半期乗客数は36万6221人で、前年同期に比べ13%減少した。航路別では、大連が38%減、石島が31%減、天津が23%減となった。これら港湾はいずれも近くに空港があり、航空会社の航空運賃値下げが相次いでいることなどが、利用者の旅客船離れを招いたと思われる。

 このため2002年以降、毎年年間利用客新記録を塗り替えていた仁川港も、今年は利用客数が減少に転じる可能性が高い。仁川港国際旅客船利用客は、2002年の33万7000人から4年連続で増加を続け、2006年には88万2000人に達している。このペースで行くと、今年は100万人を突破するものと期待されていた。

 一方、上半期の仁川と西海諸島地域を結ぶ13の沿岸旅客船航路では乗客が前年同期比で18%増加し、50万3787人に達した。利用者増加率が最も大きかったのは徳積航路で、前年同期に比べ66%増加した。白リョン航路は26%、済州航路は24%増加した。週休2日制の定着などで、週末に島を訪れる旅行客が増えたためと分析される。

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