韓国銀行が25日に発表した「第2四半期の実質国内総生産(速報)」によると、第2四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比で4.9%成長した。前四半期比では1.7%伸び、2005年第4四半期(1.7%)から6四半期ぶりの高水準となった。これは韓国銀行が今月初めに発表した経済成長見通しの4.7%(前期比1.4%)を上回る数値で、最近の経済改善の動きが予想より速いことを示している。
 GDP成長率が予想より高かったのは、民間消費の増加率鈍化で建設業が振るわなかったにもかかわらず、サービス業が堅調な伸びを維持したことに加え、製造業が上昇に転じたため。また設備投資と財貨輸出の高い伸びが続いていることも要因の一つとされる。製造業は半導体や船舶、乗用車などが好調だった。サービス業は卸小売・飲食宿泊業などの伸びが鈍化した半面、金融保険業が証券市場の活況を追い風に前年同期比で8.1%伸びた。

 また、貿易条件の変化などが反映される実質国内総所得(GDI)は前年同期比4.7%成長し、2002年第2四半期の4.9%以来となる高成長を記録した。前年同期比のGDP成長率とGDI成長率の差は0.2ポイントまで縮んだ。


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