大韓航空とアシアナ航空が、海外旅行客の急増による好況が続くとの見通しから、航空機の確保に力を入れている。業界筋によると、大韓航空は2015年までに航空機150機余り、アシアナ航空は2011年までに77機を確保する計画だ。
 大韓航空は今年導入したボーイングB777-200ER型1機、ボーイングB737-800型1機を含め現在129機を保有しており、年内に132機まで増える予定だ。現在使用している129機のうち、自社で保有しているのは123機に達する。同社は規模の拡大だけではなく、最新鋭機の保有を通じてグローバルプレミアム航空会社としての変身を構想している。エアバスの超大型機A380型を2010年から5機導入するほか、ボーイングの最新鋭機B787は2009年から10機が導入される。

 同社関係者は「退役する航空機の割合を考えると、2015年には約150機程度を運航することになる」とし、目標は最新鋭機に置き換えて世界最高の航空会社になることだと説明している。

 一方アシアナ航空も、航空機の増強によりこれまで優位に立っていた中国・日本路線だけでなく、ベトナムなどアジア地域の中長距離市場も掌握するとの目標を立てている。アシアナ航空は昨年末現在59機を保有しているが、年内に67機まで増やす予定だ。今年はボーイングB777-200ER型1機、エアバスA330-300型1機が引き渡されているほか、年内にエアバスA320-200型、エアバスA321-200型、ボーイングB767-300型、ボーイングB777-200型がそれぞれ1機ずつ納入される。大韓航空が発注しているエアバスA380型とボーイングB787型については、発注するかどうか長期的な検討対象としている。

 同社関係者は「新たに導入した航空機は内部に乗客の便宜を図る設備を追加しており、サービスの質を高めている」と話している。


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