韓国銀行の金融通貨委員会が毎月決定している政策目標金利が、来年初めから現行のコール金利から、買戻し条件付債券(RP)金利に転換される。韓国銀行がこうした内容を盛り込んだ通貨政策運用体系改善試案をまとめ、金融業界や学界からの意見を聞いたうえで最終案を確定する予定だ。

これまでのコール市場では、都市銀行と証券会社、資産運用会社などが参加しているが、韓国銀行のRP売買対象は、韓国銀行が指定する金融機関に制限される。韓国銀行は、新制度が施行されても、コール金利は通貨政策の波及経路の始発点となる市場金利としての機能があるため、政策金利水準を大きくはずれることなく管理すると説明している。

 韓国銀行はまた、政策金利の転換のほか、公開市場操作の方式も改善し、公開市場操作をできるだけ定例化し、頻度を縮小する計画だ。

 韓国銀行は、「通貨危機以降、通貨政策運営を通貨量中心から金利中心に変更し、コール金利を運用目標であると同時に政策金利決定対象に採択していたが、コール金利が短期資金の需給事情に関係なく目標水準でほぼ固定されるなど、市場性が制約jされている点が問題として指摘されていた」と説明している。

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