鉄鋼最大手のポスコが、年産200万トン規模の厚板工場を新設する。20日の理事会で決定したもので、造船・重工業景気の活性化により急増している国内の厚板需要に備える。工場は光陽製鉄所に建設され、2008年8月に着工、2010年7月の完成を目指す。投資費は工場建設の8550億ウォンのほか、スラブ供給のための製鋼工場など合わせて1兆7910億ウォン規模となる。
 国内の厚板需要は、昨年の910万トンから2010年には1300万トンに増加すると予想されており、国内の鉄鋼メーカーが生産設備の拡大を進めているが、2010年以降は需要が供給を上回り、500万トン以上を輸入に頼らなくてはならない見通しだ。

 ポスコの新工場が完成すると、同社の厚板生産能力は年間700万トンに引き上げられ、造船・重工業など国内産業の需給難が緩和されるほか、日本や中国からの輸入代替効果も見込まれる。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0