現代製鉄労組が賃金交渉の決裂を受け、20日午前6時から全面ストライキに突入した。組合によると、労組仁川支部は同日早朝、仁川市東区の仁川工場でスト宣言式を行い、午前6時の勤務交代時間からストに入った。仁川支部には1800人の組合員が所属している。1400人が所属する浦項支部でも同日からストに入っているが、800人が所属する唐津支部は現在交渉進行中のため平常通りに操業している。
 これに先立ち組合は、10日から11日にかけ浦項工場と仁川工場で争議行為に対する投票を行い、3026人のうち93.5%の賛成を受けストを決議していた。

 組合は5月から始まった賃金交渉で、基本給12万8805ウォン(8.2%)引き上げ、勤続手当2万ウォン引き上げ、体力鍛錬費20万ウォン引き上げ、営業利益の10%に相当する成果給支給、3工場の均衡発展に向けた投資、夏季健康支援費の引き上げなどを要求している。

 これに対し会社側は、基本給5万9490ウォン(3.9%)の引き上げ、勤続手当1万ウォン引き上げ、成果給200%支給、労使和合激励金1人当たり200万ウォン、生産激励金50万ウォンの支給などを提示している。

 組合関係者は、「会社側と11回にわたり交渉を進めたが合意に至らずストに入った。会社側が交渉を求めるならいつでも応じる」と話している。


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