早ければ2010年初めから、金海空港を利用する大型民間機が新滑走路だけでなく、現在は空軍専用となっている旧滑走路でも離着陸できるようになる。
 空軍第5戦術空輸飛行団と金海空港常駐機関が19日に明らかにしたところによると、9月から旧滑走路を全面閉鎖し、511億ウォンを投じ2009年末までに全面再舗装工事が行われる。空軍専用だった旧滑走路を民間航空会社が利用できるようにするもので、工事費のうち105億ウォンは韓国空港公社が負担する。

 1972年に完成した旧滑走路は、老朽化し強度が弱くなっているほか、幅が狭いため大型航空機の離着陸には安全上の問題が多いとの指摘が上がっていた。また、ひびや地盤沈下が深刻で絶えず補修工事が行われていた。工事はまず、全長2743メートル、幅46メートルの旧滑走路をコンクリートで再施工する。舗装の厚さも35センチメートルから46センチメートルに増やし、離着陸できる航空機の最大重量を増やす。滑走路の両脇に7.5メートルずつの路肩を確保し、全体の幅を61メートルとする。

 こうした工事が完了すれば、金海空港は新・旧滑走路で同時に航空機が離着陸できるようになり、国際線の新規路線など路線増だけでなく、非常事態への対応能力も高まるものと期待される。


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