高高度無人偵察機の導入や次期歩兵戦闘装甲車、次期上陸艦(LST-II)の開発事業が来年にも本格的に着手される。
 国防部は18日、これらの事業を含む防衛力の改善に重点を置いた26兆9321億ウォン規模の来年度国防予算案を企画予算処に提出したと明らかにした。今年度の予算より9.9%多い。内訳は防衛力改善費が17.3%増の7兆8335億ウォン、経常運営費が7.2%増の19兆986億ウォン。来年新たに始まる事業には、高高度無人偵察機、次期歩兵戦闘装甲車、次期上陸艦のほか次期温度観測装置、韓国式合同戦術データリンクシステムの開発(JTDLS)など計35事業で、これら事業に向け1150億ウォンが反映された。

 4機を導入する高高度無人偵察機は、地上20キロメートルの上空で38~42時間飛行を続け、レーダーと赤外線探知機などを通じ地上にある30センチメートルほどの物体まで識別できるなど、スパイ衛星に匹敵する戦略兵器となる。韓国は作戦半径が3000キロメートルで1機4500万ドルの米国製「グローバル・ホーク」の購入に向け、米国に働きかけている。

 また、来年から2012年までに総額164兆ウォンの国防予算を投じる国防中期計画も確定した。陸軍は地上作戦司令部と後方作戦司令部を創設し、海軍はイージス駆逐艦や214型潜水艦などを主軸とした機動戦団を新設する計画だ。空軍は本部戦闘司令部を創設し、F-15戦闘機と空中早期警報統制機(E-X)、対空誘導兵器(SAM-X)を導入し配置する。また、2020年までに兵力を50万人水準に減らす計画に基づき、同期間に兵力3万人を削減する予定だ。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0