大学側は11日の公式記者会見では、2005年9月初旬に米エール大学とカンザス大学に学歴照会の要請文書を航空書留で送り、カンザス大学からは回答が来なかったと発表した。しかし、実際には博士号を取得したとされるエール大学の最終学歴照会だけが行われたという。これについて当時人事チーム長を務めていた関係者は、起案文では両大学に照会することになっていたが順番にすれば良いと考え、まずエール大学に要請書を送り、カンザス大学は後で送るつもりが結局送られなかったと説明した。
起案文ではシン氏の学士、修士、博士学位をすべて照会することになっていたが、後になって学士と修士学位に対しては検証も試みない方向へ変わったことになる。当時の決定背景をめぐり疑惑が膨らんでいる。
これに先立ち財団法人光州ビエンナーレの韓甲洙(ハン・ガプス)理事長は12日、経歴詐称が発覚した東国大学のシン・ジョンア助教授に対する芸術監督選任を撤回した。
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