サムスン電子は15日、これまで黄昌圭(ファン・チャンギュ)半導体総括社長が兼任してきたメモリー事業部長に、趙秀仁(チョ・スイン)副社長を任命したと明らかにした。
 メモリー事業部は半導体総括の下に設置されている。黄社長はメモリー事業部長を務めた後、2004年に半導体総括社長に就任し、半導体専門家として認められ2つの職を兼任してきた。趙副社長は、メモリー事業部でDRAM開発業務に携わってきたが、今年初めには事業部内製造センター長に就任している。

 社長や役員の人事が行われる年初ではなく、7月にこうした人事が行われたことについて、上半期最悪の半導体業績を記録したことを受けての引責ではないかとの見方も出ている。一方で、今回の人事は、事実上の人事権を持つ黄社長が最も信頼する趙副社長に重責を任せる決断を下したもので、上層部の問責というよりも、半導体事業の不振打開と競争力強化を狙ったものとの分析もある。

 このほか、情報通信総括では崔志成(チェ・ジソン)社長が兼任してきた無線事業部長職を、デジタルメディア総括は朴鍾右(パク・ジョンム)社長がプリンター事業部職を、それぞれ後任者に譲り渡す。

 また、LCD総括ではテレビ用液晶パネル生産のHDセンター、ノートパソコンとモニター用生産のITDセンター、携帯電話用生産の中小型事業チームの3部門構成だった事業部は、テレビとモニター用のHD LCD、ノートパソコンとモバイル担当のモバイルLCD事業部の2構成に再編した。それぞれ張元基(チャン・ウォンギ)副社長、尹晋赫(ユン・ジンヒョク)副社長が責任者を務める。


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