サムスン電子は13日、売上高を14兆6300億ウォン、営業利益を9100億ウォン、純利益を1兆4200億ウォン、税前利益を1兆6200億ウォンとする第2四半期業績を発表した。

 前四半期に比べ売上高が2%増加したのに対し、営業利益は23%減少し、2001年第4四半期に690億ウォンを記録して以来の最低水準となった。純利益と税前利益も11%と12%、それぞれ減少した。

 サムスン電子はこうした業績について、市場の期待値(営業利益平均推定9110億ウォン)に近い水準で、半導体価格の下落や3000億ウォンを超えるマーケティングコストの増加考えると善戦したものと評価した。第3四半期以降の業績については、DRAMやNAND型フラッシュメモリー価格の上昇など情報技術(IT)分野の好調や液晶ディスプレーの業況改善などで、改善に向かう可能性があるとしている。

 事業部門別では、半導体が供給過剰による価格下落を受け、売上高が前四半期比5%減の4兆2600億ウォン、営業利益が39%減の3300億ウォンだった。情報通信は携帯電話の販売が四半期別としては最高の3740万台に達したものの、売上高は2%減の4兆5000億ウォン、営業利益は41%大幅減の3500億ウォンにとどまった。

 これに対し、液晶ディスプレーは需要が少ないシーズンにもかかわらず四半期別では初めて40インチ以上のパネルを200万台販売し、売上高が17%増の3兆3400億ウォン、営業利益は4倍以上増加し2900億ウォンとなった。デジタルメディアでは、フラットテレビの市場シェアトップに後押しされ、連結ベースで2000億ウォン台の営業利益を記録したが、単体ベースでは売上高1兆4500億ウォン、営業損失558億ウォンを計上した。生活家電は単体ベースで9500億ウォンの売上高を記録し、営業利益は黒字に転換した。

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