盧武鉉大統領(左)とエルバラダイ事務局長=11日、ソウル(聯合)
盧武鉉大統領(左)とエルバラダイ事務局長=11日、ソウル(聯合)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長と会い、IAEAが北朝鮮核問題の解決を目指し一貫して合理的な観点から支援を続けてきたことに謝意を示した。韓国とIAEAは、今後も北朝鮮核問題の解決に向け緊密に協力していくことにした。
 青瓦台の金廷燮(キム・ジョンソプ)副報道官によると、会談は青瓦台で約70分間行われた。両者は北朝鮮核問題の解決策について意見交換し、多くの部分で意見の一致をみた。

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 盧大統領は、北朝鮮核問題の解決に向けた重要な時期にIAEA事務局長が訪韓したことを歓迎した。韓国と北朝鮮の関係について「われわれは北朝鮮が合理的に見えないときも、忍耐をもち北朝鮮を尊重することで少しずつ互いの信頼を築きつつある」と説明した。

 エルバラダイ事務局長は、14日のIAEA査察団訪朝により、北朝鮮が再び核検証の手順に復帰することになったことを評価し、これが北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)復帰と核兵器破棄につながることを希望した。国際社会に対しても問題解決への速度を上げるよう呼びかけた。

 エルバラダイ事務局長はまた、これまでの韓国とIAEAの協力に満足感を示すとともに、双方が今後も緊密に協力していくことを希望した。


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