米議会で多数派となっている野党民主党は、ペルー、パナマとのFTAには批准同意の意志を明らかにしているが、韓国、コロンビアとのFTAの年内批准は困難だと判断している。
これに先立ち、ペロシ議長と民主党のホイヤー院内総務、ランゲル下院歳入委員長らは、韓米FTA署名式前日の先月29日に共同声明を出し、自動車部門を例に「韓米FTAは韓国市場に対する米国の製造業の進出を妨げ続けている非関税障壁問題を解決していない」として、韓米FTAに反対する姿勢を明らかにしている。下院歳入委員会のレビン貿易小委員長は「韓国は経済的な鉄のカーテンを下ろしている」として韓米FTAの再交渉を要求しており、このほか牛肉業界からも韓国の牛肉市場の完全開放が繰り返し求められている。
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