現職教師で構成する「良い教師運動」が会員教師を対象に調査したところ、その半数以上が深刻な校内暴力のために指導に支障があると感じていることが分かった。

調査結果によると、回答者371人中193人(52%)が「深刻な校内暴力で苦労している」と答えており、このうち55人(全体の15%)は毎年1~2件以上、深刻な校内暴力に遭遇していると答えた。

生徒が暴力を振るう最大の原因としては「家庭環境」が44%で最も多く、次いで「暴力的・扇情的なメディアの影響」が22%、「暴力的な傾向がある個人の性格」が17%、「仲間の影響」が15%と続いた。校内暴力を解決する上での最も大きな障害としては、38%が問題解決のシステムがない点を挙げたほか、責任を回避しようとする加害者生徒と両親の態度(36%)、事件を適当に収拾しようとする学校役員の消極的な姿勢(13%)なども指摘された。

 また、校内暴力の解決に向けた制度的な課題としては、スクールポリスや専門の相談教師による支援(35%)、加害者の両親を教師・学校の措置に従わせる権限や制度の強化(32%)、校内暴力の予防・対策に関する法律の広報強化(25%)などが提案された。

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