米国務省は5日、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金問題の解決を受けた北朝鮮・寧辺の核施設閉鎖など6カ国協議での合意初期措置履行と関連し、「数週間以内に核施設が閉鎖封印されることを期待する」との考えを示した。米国務省のマコーマック報道官が同日の記者懇談会で述べた。
 マコーマック報道官は、6カ国協議でロシアの首席代表を務めるロシュコフ外務次官が前日に、6カ国協議が来週にも開かれる可能性があると言及したことについて、まだ日程は公式に確定していないとした上で、「しかしできるだけ早い時期に開かれるのがよい」と述べた。また、国際原子力機関(IAEA)が9日の会議で今後のIAEA視察団の活動について話し合うことになるとし、そこから問題を解決していかなくてはならないとの考えを強調した。これと関連し、先週に北朝鮮を訪問したIAEAのハイノネン事務次長は、9日ごろにIAEA理事会を開き北朝鮮への査察チーム派遣について話し合うとの見通しを示した。

 マコーマック報道官はまた、ライス米国務長官が来月2日からマニラで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に参加しない可能性があるとする一部からの指摘について、具体的なスケジュールがまとまれば教えるとし言及を避けた。その上で「6カ国協議参加国の合意義務履行と関連した6カ国外相会談があるものと期待している」と述べた。ただ、ARFを機に6カ国外相会談がマニラで開かれるのかを問う質問に対しては、必ずしもそうなるわけではないとし、外相会談が別の場所で開かれることを示唆した。


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