この建物は延べ面積が6575平方メートルで2階建てで1900年に完工した。木浦市はこの建物の改築に向け、文化財庁に事業費4億2000万ウォンを要請した。木浦近代文化歴史館には、近代の生活習慣を写した写真などの歴史資料が展示される予定だ。
市関係者は、歴史館がオープンすれば、市内に残る旧東洋拓殖会社木浦支店などと合わせた近代歴史タウンを作りたいとの考えを示している。現在旧領事館の1階にある木浦文化院と2階にある朴花城文化記念館は、歴史館の開館とともに別の場所に移転する。
国内観光客と日本人が多く訪れている旧領事館は、木浦府庁舎、木浦市庁舎、木浦市立図書館、木浦文化院として使われてきた。しかし、割れたレンガをそのまま放置するなど管理が行き届いていないため、補修や整備が急がれている。
旧領事館は内部にペチカが設置されているなど西洋式の意匠を取り込んだ独特な様式で、建築史的な意味があると判断され1981年に国家史跡に指定された。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0