ソウルの中心を流れる漢江より南側の江南地域に引っ越したいというソウル市民はこの1年間で減少した一方、漢江より北側の江北地域に引っ越したいという市民は増加していることが分かった。
 ソウル市は5日、昨年10月に実施した市内2万世帯(15歳以上の世帯員4万8000人)と企業5300社に対する訪問調査結果と、各種行政統計をまとめた資料を公開した。5年以内に引っ越す予定があるという市民に予定地を訪ねたところ、江北地域との回答が39.1%に達したのに対し、江南地域は26.8%、ソウル以外の首都圏地域は20.4%だった。

 江北に引っ越したいという回答は2005年の調査結果(37.2%)に比べ1.9ポイント増加したが、江南地域を希望する回答は0.6ポイント減っている。市関係者は、ニュータウン事業、都心再創造プロジェクトなど、都心と江北を活性化しようという市の政策が影響したほか、江南地域の住宅価格が高すぎるため、現実的に引越しは困難という面も反映されていると分析した。


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