韓国貿易協会の国際貿易研究院が5日に出した輸出業の業況判断指数(EBSI)は119.7で、前四半期の114.2から上昇した。指数は、基準値の100を超えると景気が好転するとみる企業が多いことを示し、100未満だとその逆を意味する。EBSIは昨年第4四半期に98.4で底を打った後、3四半期連続で上昇している。
 項目別に見ると、輸出国景気(124.7)、設備稼働率(120.7)、輸出商談(118.2)、輸出契約(110.7)などは好調を示したが、輸出採算性(62.9)、輸出価格(86.8)は低調だった。全般的な景気好転にも関わらず、ウォン高の進行などで採算性はむしろ悪化すると予測していることが分かった。

 業種別では重化学工業が121.6で前四半期の好調を受け継いだのに対し、軽工業は99.6、第1次産業は93.4で横ばいまたは不振を予想した。細部品目別では輸送機械(138.2)、産業機械(130.4)、精密機械(125.8)など機械類が好調の見通しなのに対し、水産物(71.4)、織物(84.0)、繊維製品(91.2)などは不振を予測している。

 輸出企業の第3四半期業績に影響を与える要因としては、為替相場の変動性拡大が23.0%で最も多く、次いで原材料価格の上昇が22.0%、中国など発展途上国のシェア拡大が16.0%と続いた。


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