グアテマラを訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は現地時間3日、国際オリンピック委員会(IOC)総会の開幕式と歓迎会に相次ぎ参加した。

 開幕式では、競争国となるロシアのプーチン大統領、オーストリアのグーゼンバウアー首相と顔を合わせた。公式・非公式に多様な接触活動を行っている3カ国首脳がそろったのはこの場が初めてとなった。盧大統領は、会場ですぐ前列に着席していたグーゼンバウアー首相と軽い握手とあいさつを交わし、やや離れた席のプーチン大統領とも通路に出てあいさつし言葉を交わした。

 開幕式の後には歓迎会が行われ、総会期間中、IOC委員らと公式に接触できる場となるだけに、盧大統領も2014年冬季オリンピックの江原道・平昌招致に向け精力的な得票活動を行った。会場内をまわり1時間で60人近い委員とあいさつを交わし、「韓国国民は熱狂的にオリンピックの準備を進めており、どこよりも立派にやりとげることができる。それを伝えるためわたしはここに来た」とアピールしたという。権良淑(クォン・ヤンスク)夫人も韓服を着て会場をまわり、誘致活動を支援した。また、持参したカメラで盧大統領と写真撮影したり、自ら盧大統領に近づき言葉を交わした委員も多かったという。

 一方、盧大統領は会場で北朝鮮の張雄(チャン・ウン)IOC委員とも会った。張委員は盧大統領と握手を交わし、「良い結果が出ると思う」と話した。張委員は早くから平昌支持を表明しており、2日には記者らに対し「平昌が冬季オリンピックを招致すれば、すでに発表した通り南北統一チームが実現するだろう」と述べている。

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