6カ国協議合意に基づいた北朝鮮の寧辺核施設閉鎖など、初期措置履行に対する見返りとして韓国が北朝鮮に提供する重油5万トンの輸送が、来週にも開始される。統一部の金南植(キム・ナムシク)報道官が4日に明らかにした。初回提供分は5000~1万トンとなる見通しだ。
 政府は重油支援に必要な追加コストについて2日に国会報告を済ませており、きょうあす中にも南北交流協力推進協議会の議決を受け精油会社と契約を結ぶ予定だ。

 政府は2月末に重油支援に必要な219億ウォンを南北協力基金から拠出することを決め、契約を結んだ精油会社から重油を購入したが、バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金送金問題で6カ国協議合意の履行が遅れたことから契約を解除していた。重油価格の上昇を考慮し、政府は交流協力推進協議会で65~66億ウォンの追加費用を議決する方針だ。重油5万トン支援にかかるコストは約260億ウォンに上るとみられる。

 韓国と北朝鮮は29日から2日間にわたり開城で重油支援問題を協議し、2週間以内に初回分の重油提供を行い、その後20日以内に5万トン分の輸送船の出港を完了することで合意している。


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