北朝鮮が今回要請した重油は1けたのトン数で、米国務省のライス長官と外交通商部の宋旻淳(ソン・ミンスン)長官もこれについて話し合ったと明らかにした。また、北朝鮮が核施設閉鎖の初期段階で支援を要請したのは、6カ国協議の条件からはずれる行動ではないと主張した。
同報道官は、北朝鮮に重油5万トンすべてを供給するにはある程度の時間が必要だとした。また、今後数週間以内に寧辺原子炉が閉鎖され、北朝鮮が5万トンの重油を受け取れば、すべての義務が履行されると指摘した。これと関連しワシントンの外交消息筋は、北朝鮮は重油の初輸送が始まる時点に合わせ、寧辺原子炉の閉鎖に着手するとの見方を示した。
これに先立ち韓国と北朝鮮は、先月29~30日に開城で開かれた重油支援手続き協議を通じ、2週間以内に重油を積んだ最初の船を出港させることで合意した。また、初出港から20日以内に重油5万トン分の輸送を完了することにしている。このため、初出港が合意通りに7月2週目までに行われれば、寧辺原子炉の閉鎖措置もそれと同時に開始されると消息筋はみている。
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