財政経済部は3日、国際的な格付け機関の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが韓国の信用格付けの引き上げ手続きに着手したことを明らかにした。格付け機関が格付け引き上げに必要な最終要件の検討作業に入ったことを公式発表したもので、通常は手続きに入ってから2~3か月で格付け調整が実施されると財政経済部は説明している。
 ムーディーズは格付け引き上げに着手することになった主な要因として、韓米自由貿易協定(FTA)をはじめとする成長率向上への努力や健全な財政基調の維持など、経済ファンダメンタルズが改善されたこと、北朝鮮の核をめぐる状況が6カ国協議合意の履行手順再開で進展していることを挙げた。

 また、今後の格付け引き上げを左右する主要な評価要素として、大統領選挙など政治日程にもかかわらず健全な財政基調が維持されるか、北朝鮮の非核化プロセスが順調に履行されるか、を指摘した。

 ムーディーズは2002年3月から5年間、韓国の格付けをA3で維持してきた。財政経済部は、実際の格付け引き上げが早期に行われるよう協議を進める考えだ。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0