独島艦の就役式=3日、鎮海(聯合)
独島艦の就役式=3日、鎮海(聯合)
大型輸送艦第1号となる1万4000トン級の「独島艦」が3日、正式に就役した。就役は、軍艦が進水した後、試運転と評価作業を経て正式に海軍の艦艇になったことを意味する。
 海軍はこの日、慶尚南道・鎮海の海軍作戦司令部で主だった指揮官ら将兵500人余りが出席し、大型輸送艦第1号独島艦の就役式を開催した。

独島艦は上陸作戦のための兵力と装備輸送を基本任務とする。海上機動部隊や上陸機動部隊の旗艦として、対水上戦、対空戦、対潜戦などの海上作戦を指揮統制する指揮艦機能を担う。災害救助や国際平和維持活動などにも活用されるなど、海軍による遠海での多目的な作戦遂行が可能になる。

 海軍が保有する4200トン級の上陸艦は中隊クラスの上陸作戦しかできないが、独島艦はヘリコプターや空気浮揚高速上陸艇を利用し大隊級の兵力を敵方の海岸に投入できる能力を持つ。

 独島艦は全長199メートル、幅31メートル、最大速力23ノット。約300人が乗船可能で近接防御武器システム(CIWS)と対艦誘導弾を防御する射程12キロメートル程度の誘導弾などを備えている。ヘリコプターをはじめ戦車6台、上陸突撃装甲車7台、トラック10台、野砲3門、高速上陸艇2隻を搭載する。

 2002年10月に韓進重工業が海軍から受注し建造に着手、2005年7月に進水した。今後は海軍作戦司令部に配属され、作戦・戦術駆使能力を点検した上で2008年上半期ごろ実戦配備される。


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