出馬宣言する鄭東泳前開かれたウリ党議長=3日、ソウル(聯合)
出馬宣言する鄭東泳前開かれたウリ党議長=3日、ソウル(聯合)
鄭東泳(チョン・ドンヨン)元開かれたウリ党議長が3日、大統領選挙への出馬を公式に宣言した。中産層と通ずる大統領、中小企業と通ずる大統領、中庸の政治で統合力を発揮する大統領の「3中主義」を主張した。また、国民の上に君臨するのではなく、国民の声を聞き、かゆいところに手が届き、国民をひとつにまとめる謙虚で品格ある大統領が必要なときだと強調し、過去の帝王的大統領時代とは対照的な「中統領」時代を開きたいと述べた。
 鄭前議長は、市場万能主義と新右派政治では統合の実現は不可能で、伝統的な左派も代案となることはできないと述べた。その上で、生産と福祉が共生する新中道政治こそが韓国社会の未来を開くカギとなるとし、自らがその旗手になると強調した。また、包容と統合による金大中(キム・デジュン)政権、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権10年間の結実を、国民とともに分かち合う新たな「統合の政府」を立ち上げるとの考えを示し、中道の道こそ、世代間対立、地域間対立などの分裂や闘争を越え皆がともに歩む堅固な中央路だと主張した。

 このほか、通貨危機以前には65%に達していた中産層が10年間で50%台まで落ち込んだが、任期5年以内に70%台まで引き上げるとしたほか、航空宇宙産業を21世紀の夢の事業として作り上げると約束した。細部公約としては、2025年までに韓国人を月へ送り出す「2025年ドリームスペースプロジェクト」、南北首脳会談、南北米中4カ国首脳会談開催や2020年に朝鮮半島経済共同体と北東アジア平和エネルギーネットワークの構築、有望中小企業相続税の帳消しなどを挙げた。


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