韓国銀行は3日、6月末現在の外貨準備高は2507億ドルで、前月に比べ4000万ドル減少したと発表した。
 今年の増加幅をみると、1月が12億7000万ドル、2月が25億8000万ドル、3月が11億ドル、4月が33億4000万ドル、5月が34億8000万ドルと増加していたが、6月には通貨スワップの影響で増加に歯止めがかかった。外貨準備高の減少は昨年6月の3億3000万ドル減以来1年ぶり。

 これに対し韓国銀行は、外貨の運用収益は増加したものの、国民年金や外貨取扱い銀行との通貨スワップの実施で外貨準備高が前月と同水準にとどまったと説明している。韓国銀行は、2005年7月から外貨取扱い銀行を対象にウォンを担保に外貨準備高の一部を融通する通貨スワップ取引を行っている。

 項目別では、有価証券が2177億6000万ドルで最も多く、預金が324億6000万ドル、国際通貨基金(IMF)のリザーブポジションが3億4000万ドル、金が7000万ドルと続いた。


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