国内完成車メーカー5社が、いずれも上半期に良好な業績を示した。自動車業界が2日に明らかにしたところによると、5社の上半期販売実績(ノックダウン輸出を除く)は、国内販売が59万5314台、輸出が200万9787台の計260万5101台で、昨年上半期に比べ8.1%増加した。自動車産業は今年1年間、ウォン高や国内外自動車市場の競争激化、原油価格の高騰、消費低迷などの悪条件に苦戦を強いられると予想されていたことを考慮すると、比較的善戦していると言える。
 メーカー別では、GM大宇が前年同期比32.8%増と、最も大幅な増加率を示した。ルノーサムスンは9.2%、双竜自動車は7.7%、現代自動車は3.7%、起亜自動車は2.8%の増加となった。GM大宇とルノーサムスンは、会社設立以来最大の半期業績。また、現代自は年末の成果給問題などによる不振を乗り越え国内販売が4か月連続で5万台以上を記録しシェア50%台を達成したほか、2けたの販売増加率を3か月間にわたり維持するなどの好調を示している。

 国内販売をみると、現代自が30万4283台を販売し、上半期シェア51.1%を記録した。最も増加率が大きかったのはGM大宇の24.8%。これに対し、ルノーサムスンは1.5%減少した。輸出では5社そろって前年同期比増加を記録し、ルノーサムスンが44%、GM大宇が34.2%、双竜自が10.6%、起亜自が2.8%、現代自が2.4%となった。

 下半期の見通しについては、各社とも上半期より改善されるとしている。

 一方、6月の販売台数実績は、現代自が22万7533台、起亜自が11万2481台、GM大宇が8万4700台、ルノーサムスンが1万3148台、双竜自が1万3台と集計された。現代自とGM大宇は前年同月に比べ国内販売、輸出ともに増加し、それぞれ8.5%、35.7%の増加率を示した。残り3社は減少した。車種別では、現代自が「アバンテ」9956台、「ソナタ」9914台、「グレンジャー」8041台で、6月の国内販売ベスト3を占めた。これで6か月連続のベストセラー独占となる。


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