財政経済部の趙源東(チョ・ウォンドン)次官補は2日、「経済全般として見ると、輸出が当初の予想より好調で、消費や投資など内需も予想以上に増えているため、経済見通しを上方修正する余地がある」と述べた。ソウル市内で開かれたシンクタンク代表らとの懇談会の後、記者団に述べたもの。しかし輸出と内需が好調とはいえ、その分輸入も増え純輸出の成長寄与度が低くなるという点もあわせバランスよく見るべきだとした。純輸出の成長寄与度が低くなれば、今年の成長を低下させる要因になるとした。

近年では珍しく政府見通しとシンクタンクの見通しの開きが小さいのは、韓国経済をめぐる予測困難な部分が大幅に減り、経済が正常な方向に進んだためと見ることができるという。クレジットカード負債の問題が落ち着き、長い間マイナス傾向が続いた設備投資も正常な姿を取り戻しつつあるとの見方を示した。大企業だけでなく中小企業の投資が増加していると説明した。

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