主要外信とのインタビューに応じる盧武鉉大統領=1日、グアテマラ(聯合)
主要外信とのインタビューに応じる盧武鉉大統領=1日、グアテマラ(聯合)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は1日、冬季五輪の平昌招致は南北関係進展の新たな契機、新たな道しるべとなるとの考えを示した。
 2014年冬季五輪開催地を決定する国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席するためグアテマラを訪問している盧大統領は同日、AP、ロイター、AFPなど主要外信と合同会見を行い、平昌冬季五輪では南北合同入場だけでなく統一チームとしての出場も可能となるとした上で、このように述べた。北朝鮮は平昌を支持しており、2014年にはかなり安定した南北関係の土台の上で大会を開催することができると主張したほか、平昌開催までの過程で南北間がさまざまな協力を実現し、平和と協力の五輪精神が南北間にも広がれば、朝鮮半島平和の雰囲気がかなりの速度で促進できると主張した。また、それがひいては北東アジアと世界平和の機会となり、全世界、人類に肯定的な平和のメッセージを与えることになると強調した。

 また盧大統領は、平昌は韓国の冬季スポーツの中心地であり、レジャー客の20%が東南アジアからの観光客だとアピールした。アジア各国の人たちとともに学び楽しめる場所に育成し、アジアの冬季スポーツの発展に寄与したいと述べた。冬季スポーツが不可能な開発途上国の青少年らを韓国に招きスキーや氷上競技の教育を行っている「ドリームプログラム」についても、これまで36カ国から500人余りの学生が平昌でトレーニングを受け、国に帰っていったと紹介した。さらに、今回の招致に関係なく事業を拡大する計画で、来年から2014年まで1億3000万ドルを投資すると明かした。 

 盧大統領は、「わたしは必ず大会開催に成功するという国民との約束を、オリンピック委員たちに伝えるためにここへ来た」と述べた。最も重要なのは大会開催に成功することだと主張し、そのためには政府の強力な支えが必要であり、国民全員が力を合わせ参加しなければならないと強調し、そうした決意を伝えるのが自身の任務だと述べた。

 韓国が2011年世界陸上、2014年アジア大会の招致に成功したことについて、「韓国が大会を遂行し、競技を行う能力を信頼されたため」と紹介し、韓国はスポーツ発展を重要な1つの国家発展戦略だと考えているとアピールした。


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