統一部当局者は2日、開城南北経済協力協議事務所に勤務する職員らを中心に韓国と北朝鮮の南北経済協力関係者各7人が、先月19日から28日まで中国とベトナムの産業施設を視察したと明らかにした。民間の南北共同海外産業視察に当局者らが同行したことはあるが、当局レベルでの海外視察が南北共同で行われたのは、これが初めてのことだ。
 海外視察団は、中国の上海、深セン、広州、ベトナムのハノイ、ホーチミンに進出している韓国企業を訪問し、投資現況や事業推進環境などについて説明を聞いたほか、各施設の視察を行った。北朝鮮側参加者の航空料金や宿泊飲食費などは南北協力基金から3000万ウォンを支援し、韓国側が全額負担した。

 この当局者は、北朝鮮の経済エリートたちにかつての社会主義国家の発展した姿を実際に感じる機会を提供できたと評価している。北朝鮮側も、経済協力条件の改善を通じた南北経済協力活性化の必要性に共感を示していたという。


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