ベル司令官は、平和安定に対する最も大きな脅威は北朝鮮のミサイル技術と核能力の結合だとし、朝鮮半島と世界平和を妨げるこうした行為を看過してはならないと主張した。北朝鮮の装備は韓国と米国の先端能力とは比較にもならないものの、250基以上の長射程砲はいつでもソウル市内を攻撃できるよう配置されているとの見方を示した。さらに、世界最大規模の特殊作戦部隊は韓国の鉄道と電気、燃料体系を破壊するため構成されていると指摘した。
ベル司令官は、米国は韓国と確固とした同盟を維持することを希望すると述べ、韓米同盟は韓米相互防衛条約により結ばれているため、韓国の未来安保は保障されていると強調した。
戦時作戦統制権の韓国軍移譲について、「正しい決定」との見方を示した。停戦、危機、戦時に両国の国防長官を含め主要指導者らは国家安保に関する指針や方向が提供され、これは戦時作戦統制権が移譲された以降にも変わりがないと説明した。
北朝鮮の核問題については、北朝鮮が永久的に寧辺核施設を閉鎖するほか、国際原子力機関(IAEA)の視察や核兵器プログラムの宣言、核不能化措置を取るべきだと主張した。北朝鮮には平和的な国に合流できる歴史的なチャンスが与えられたと評価し、これを通じ北朝鮮は軍優先政治から脱皮し住民らに希望と繁栄を与えることができると、楽観的な見方を示した。
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