第2四半期の世界携帯電話端末機市場で国内メーカーの躍進が見込まれる。サムスン電子は売上高で米モトローラを追い抜き、世界シェア2位を奪還する可能性も高いとの見通しだ。
 関連業界と国内外証券会社の報告書によると、LG電子は第2半期の携帯電話端末機販売数が1900万台で、前四半期に比べ約20%増加した。世界の主要端末機メーカーの中で最も高い成長率を記録したと思われる。平均販売単価(ASP)は第1四半期の159ドルから第2四半期は162ドルまで上がり、営業利益率も4.7%から倍近く上昇し9.1%を記録する見込みだ。プレミアム製品「チョコーレト・フォン」に続き「シャインフォン」の販売も欧州などで好調となり、平均販売単価が営業利益率を引き上げたと分析される。

 サムスン電子は、第2四半期の販売数が前四半期比12%増の3800万台数と予想されている。売上高は47億6000万ドルで、前四半期より11.8%落ち込むと予想される。同社関係者は、売上高は減少が予想されるものの、戦略的に中国、東南アジアなど新興市場攻略を強化しており、シェアの向上に力を入れているためだと説明している。

 一方、世界シェア2位の米モトローラは、第2四半期の売上高がムスン電子と同じ47億6000万ドルと予想される。第1四半期には売上高が前四半期比31%減を示しており、第2四半期も赤字から抜け出すことは難しいとの見通しだ。米国市場調査機関、ストラテジー・アナリスティックスのアナリストは、サムスン電子がモトローラの不振で最も多くの恵沢を手に入れるだろうとの見方を示した。業界関係者らも、第2四半期も第1四半期と同様、LG電子の躍進とモトローラの不振が続くと予想しており、サムスン電子が売上高でモトローラをかわし、2005年第2四半期から明け渡していたシェア2位の座を取り戻す可能性は高いと指摘している。


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