「尹永夏艦」の進水式(海軍本部提供)=28日、ソウル(聯合)
「尹永夏艦」の進水式(海軍本部提供)=28日、ソウル(聯合)
韓国海軍の次期高速艇(PKX)「尹永夏艦」の進水式が28日、釜山市の韓進重工業で開催された。尹永夏艦はこれまでの高速艇(PKM)を大幅に上回る装備と最先端戦闘システムを備えている。来年にも海軍に引き渡され黄海の北方限界線(NLL)で任務に就く予定だ。尹永夏艦の名前は、2002年の西海(黄海)交戦で「チャムスリ357号」の艇長として激しい戦いの末に殉職した尹永夏(ユン・ヨンハ)少領にちなんでつけられた。
 進水式は海軍の宋永武(ソン・ヨンム)参謀総長主管で行われ、軍幹部や建造を担当した韓進重工業関係者、尹少領の父親をはじめ西海交戦での殉職者の遺族や兵士150人余りが参加した。

 宋参謀総長は祝辞を通じ、「尹永夏艦は西海交戦の教訓を生かし、先端戦闘システムや誘導弾、大口径艦砲で武力を強化し、防御にも強い最高の誘導弾高速艦」と紹介した。大きな戦闘力と機動性を備えた尹永夏艦が、相手には恐怖を与え、国民からは信頼される存在となれるよう最高レベルの戦備態勢を確立することで、西海交戦で死亡した6人のような犠牲者を再び出さないようにすると強調した。


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