北朝鮮が6カ国協議の合意履行に向けた動きを本格化している中、北朝鮮支援団体の動きも活発になっている。
 この8年間に510頭の乳牛を北朝鮮に支援したグッドネイバースは、来月4日に獣医師3人を率い北朝鮮を訪問し、北朝鮮の農家を対象に乳牛人工受精技術について教育を行う予定だ。グッドネイバースは昨年、北朝鮮支援事業に対するモニタリングや実務会議、技術支援に向け、28回にわたり320人を北朝鮮に派遣した。今年に入ってからも1か月に2~3回の割合で訪朝するなど、北朝鮮支援事業を拡大している。

 国際支援団体のワールドビジョンは、来月30日から8月3日まで5日間、両江道大紅湍郡の種イモ生産施設を視察するため訪朝を推進している。同団体は、平壌農業科学院と大紅湍郡、平安北道定州市、黄海南道白川郡、咸鏡南道咸興市の5か所に種イモ生産施設を建設し、野菜・果樹の苗木の育成設備や製めん工場などを支援している。ワールドビジョンは、8月初旬ごろに後援者150人を招き、大紅湍郡の種イモ生産施設のしゅん工式を行う計画も検討している。大規模な訪朝推進のため、来月5日から6日にわたり開城で北朝鮮関係者と実務協議を行う予定だ。

 国際トウモロコシ財団の金順権(キム・スングォン)理事長も25日から6日間の日程で後援者3人とともに北朝鮮を訪問し、トウモロコシの生育実態を把握している。同財団は、トウモロコシの品種改良事業を通じ、北朝鮮の食糧自給率を高めるのに力を入れてきた。8月と9月、11月にも訪朝を予定している。

 統一運動団体の「わが民族一つになろう運動本部」に所属する130人も28日から5日間の日程で北朝鮮を訪問し、1日にパン1万個を生産する大同江子どもパン工場やめん7000人前を生産する平壌めん工場などを視察する。

 南北共同宣言実践の韓国側委員会も、釜山で開催される光復節統一行事に北朝鮮代表団を参加させるため、来月初旬に開城で北朝鮮関係者と実務協議を会う予定だ。


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