フィギュアスケートのキム・ヨナ選手が、今シーズンのプログラムの選曲と振り付けを終え、本格的なトレーニングを開始した。キム選手のエージェントを務めるIBスポーツが28日に明らかにした。
 フリースケーティングにはミュージカル「ミス・サイゴン」、ショートプログラムには軽快な旋律のヨハン・シュトラウス作のオペラ「こうもり」を選曲した。キム選手とコーチ陣が数度にわたりアイデア会議を行い最終決定したという。振り付けと選曲のデビッド・ウィルソン氏によると、ミュージカル「ミス・サイゴン」から「太陽と月」と序曲をアレンジしたフリーでは、幻想的な雰囲気を演出。昨シーズンよりも美しく優雅な曲になったという。ショートの「こうもり」は軽快ながらも力強さがあり、キム選手の才能をいかんなく発揮できると期待を示している。

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 キム選手はすでに今週から、新シーズン準備に向け8週間の集中トレーニングを開始している。ショート演技では軽快な音楽で一味違った演技を披露できる一方、フリーでは強く荘厳な部分が多いため、表現力と演技に気を配っているという。新しい振り付けにも満足しているようすで、「完璧(かんぺき)な演技のために最善を尽くす」と力強く語った。

 キム選手のコーチを務めるブライアン・オーサー氏は、スピンやスパイラルなど昨シーズンで見せた弱点の補完に集中しており、より成熟した姿を披露することができるだろうと話している。


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