国際原子力機関(IAEA)は来月9日に理事会を開き、核施設閉鎖検証団の派遣を含む北朝鮮核問題の検証手順について全般的な論議を行う計画だ。フレミング報道官が27日、ボイス・オブ・アメリカとのインタビューで明らかにした。理事会での承認後も検証に必要な装備を北朝鮮に送るための手続きなどはあるものの、北朝鮮側の準備さえ整っていれば承認から数日以内に検証団を北朝鮮に派遣することは可能だと述べた。

 訪朝中のIAEA実務代表団が28日に寧辺の核施設を訪問することについては、「核施設閉鎖に関する検証手順に関し、より明確で的確な論議を行うため」と説明した。実務代表団は29日まで2日間、寧辺に滞在する。30日に平壌をたちIAEA本部に戻る予定で、北朝鮮側と合意した検証方法について理事会に報告することになる。

 ボイス・オブ・アメリカは、北朝鮮が約束通り核施設を閉鎖する場合、7月第2週には北朝鮮にIAEA検証団が派遣されるとみている。

 一方、6カ国協議米国首席代表のヒル国務次官補(東アジア担当)は25日の記者会見で、IAEAと北朝鮮の協議が予定通り終わり寧辺原子炉の閉鎖手順が進められれば、7月第2週に6カ国協議が再開できるとの見通しを示している。

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