27日で全国経済人連合会(全経連)会長就任100日目を迎える趙錫来(チョ・ソクレ)会長(暁星グループ会長)が25日に会見し、企業が競争力を持つためには米国よりもよい、あるいは同等水準まで企業規制を大幅に改革すべきとの認識を示した。また、規制改革を政府に強く求めていく考えを明らかにした。以下は趙会長との一問一答。
――全経連会長就任から100日の感想は。

「全経連ですべき仕事はとても多いと感じた。規制改革から始まり、韓国経済が競争力を持てる環境を作るため努力したい。国民の信頼を回復し力を発揮できるようにしたい」

――規制改革活動はどこに重点を置いているのか。

「経済が競争力を持てる方向にしなくてはならない。雇用も創出しなければならないし、労使の和合も必要だ」

――労使関係に対する考えは。

「労使は競合会社と戦う上で協力すべき運命共同体だ。(現代自動車の)労組執行部と組合員間の一部対立が表面化していることは、労使関係が変化していることを示している」

――韓米財界会議の結果は。

「韓米自由貿易協定(FTA)については米国でも関心が高い。米国でも北米自由貿易協定(NAFTA)以来、最も大きな経済圏とFTAを締結するものであり、韓米FTAは必ず貫徹すべきとの考えのようだ」

――規制改革をどのように解決していくのか。

「企業が経営をうまくやっていけるようにすべきだ。政府がわれわれの要求を受け入れざるをえなくなるよう強力に進めていく計画だ。米国と比較して、よい水準、もしくは同等な水準まで規制をなくさなければならないと思う」

――そのための腹案は。

「よい答えを作って提示すべきだ。政府が受け入れるしかなくなるよう強く雰囲気作りを進めたい」

――大統領選に向けた政局に入れば時間はあまりないが。

「規制改革は時間を定めてやるのではなく、常にやるべきものだ。社会は速いスピードで多様化しており、これに合わせて規制も多く解除すべきだ」

――全経連会長団の意見を集める予定か。

「会長団よりも、全経連の会員企業から意見を集め、企業が活動しやすい環境を作りたい」

――就任100日で全経連が大きく変化したと思うか。

「多くの変化があった。国民の信頼も再度得られつつあり、いくつかの改革作業が具体化している。国民の信頼を得られれば全経連の位置づけも高まり、そうなれば力も生まれると思う」


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