農林部が13日に明らかにしたところによると、韓国とカナダの検疫専門家が同日農林部庁舎で牛肉輸入問題に関する技術協議を行った。検疫基準に対する本格的な話し合いというよりは、主にカナダ側の立場説明の場となったと伝えられた。カナダは、5月に国際獣疫事務局(OIE)から、米国と同じ牛海綿状脳症(BSE)管理国判定を受けたことから、米国と同じ条件を適用し輸入を許可するよう要請してきたという。カナダは今月初めにもこうした内容の書簡を韓国側に送付してきている。
カナダ産牛肉は、2003年5月21日にカナダでBSE発生が確認されたのを受け、農林部が全面輸入禁止措置を取っている。
カナダのこうした要求に対し農林部は、世界貿易機関(WTO)が輸入国の権利を保障した8段階の輸入リスク評価手順を経て、衛生条件策定と輸入許可の是非について検討するという基本姿勢をカナダ側に伝えた。
農林部の朴海相(パク・ヘサン)次官は定例会見で、カナダ産牛肉の輸入再開問題について「評価過程でどのような結果が出るか分からないだけに、結果を予測することは難しい」と述べ、慎重な態度を示した。
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