ダウムコミュニケーション、NHN、SKコミュニケーションズ、ヤフーコリアの4つのポータルサイトが、掲示物による名誉棄損の責任の一部を認める裁判所の判決を不服として控訴した。これらのポータルサイトは先月、名誉棄損とされる掲示物を放置した疑いで原告に1600万ウォンの損害賠償を命じられた。
 NHNは控訴の背景について、ポータルサイトが記事の内容まで責任を負った場合、今後ポータルは検閲の役割までせざるを得なくなり、メディアの自由侵害や著作権の脅威が懸念されるとし、法的責任の範囲を明確にすべきだと主張した。ダウムは、利用者の掲示物に対するポータルサイトの法的責任に明確なガイドラインが必要なためとNHNと同様の意見を示している。

 SKコミュニケーションズは、情報を直接生産せず媒介の役割だけをしているポータルサイトが利用者の行為まで責任を負うべきかと、責任の要件と限界について明確な範囲を問うため控訴することにしたと説明した。また、原告は法的代理人を通じ自分と関連している掲示物全体について削除を要請したが、今回の判決は名誉棄損とされる掲示物全体に対し法的責任を負わせたため同意できないと主張した。

 ヤフーコリアは、判決を受け入れればサイトに掲載されているすべての記事を見直さなければならないが、これは営業現実に合わないと強調した。


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