盧大統領は「海外で暮らしながらも故郷を忘れず、故国を訪れた人たちを見ると感動する。皆さんの切実な願いは南北がひとつになることだろう」と述べた。すぐに統一するのは困難でも、互いを行き来することで文化や習慣を同化させ、生きていく問題をともに解決していき、「これ以上別々に暮らす必要があるのか」ということになった時に、政府もひとつになれるだろうとした。
盧大統領は続けて、韓国国民は常に危機をうまく乗り越えてきたと評価した。1997~98年の通貨危機でも大きな被害を受けたが、「災い転じて福となす」の精神で努力した結果、競争力はむしろ強化されたと強調している。その上で、海外で暮らしていても常に祖国に対する暖かい気持ちを忘れず、信じる心を持って応援してほしいと呼びかけた。
この日の行事には米国、カナダ、ドイツ、豪州に暮らす200人余りの北朝鮮出身者や以北5道委員会の金清(キム・チョン)委員長、以北道民連合会のオ・ヨンチャン会長らが出席した。
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