歓迎夕食会で乾杯する双方代表=29日、ソウル(聯合)
歓迎夕食会で乾杯する双方代表=29日、ソウル(聯合)
第21回南北閣僚会談が29日にソウルで始まったが、初日の北朝鮮代表団の態度は全体的に冷淡との印象を与えた。北朝鮮が6カ国協議合意の履行を進めておらず、韓国から北朝鮮へのコメ支援も留保された中で開かれる会談で、北朝鮮の反応が注目を集めている。
 北朝鮮代表団の団長を務める権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事は歓迎夕食会の席で、「民族内部の問題はどこまでも民族間で協議し、民族の共同利益と要求に沿うよう解決していくべき」と述べた。コメ支援問題に直接言及はしなかったものの「民族同士」という言葉を強調することで、コメ支援問題を北朝鮮核問題と事実上連携させた韓国の方針に遠まわしで不快感を示したとみることができる。夕食会前の歓談の席でも、北朝鮮代表団の表情は一様に固かった。

 一方、韓国首席代表の李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官は夕食会でのあいさつで、「対話ですべての問題を解決し、南北が合意した事項を実践していけば、朝鮮半島は平和の地として希望と和合のメッセージを伝えることができるだろう」と述べた。

 双方は30日から本格協議に入る。


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