閣僚級会談は2月末から3か月ぶりの開催となるが、6カ国協議合意に対する北朝鮮の履行が遅れ北朝鮮へのコメ支援が留保されていることについて、北朝鮮がどう反応するかが会談の成果を左右するとみられる。
北朝鮮代表団は団長を務める権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事、民族経済協力委員会の朱東賛(チュ・ドンチャン)副委員長ら26人で構成される。韓国は統一部の李在禎(イ・ジェジョン)長官を首席代表に、財政経済部の陳棟洙(チン・ドンス)第2次官らが出席する。李長官は同日午後、会場を見回りながら報道陣に対し、「会談が成功し、朝鮮半島の平和定着が一段階発展する契機になることを願う」と述べた。
双方代表団は同日、李長官主宰の歓迎夕食会に出席する。翌30日午前の全体会議で互いの基本的な立場を確認した後、首席代表や会談代表が接触するなど本格的な意見調整を進める。
韓国は主要議題として、軍事的な信頼作りなど朝鮮半島の平和定着策、拉致被害者・韓国軍捕虜問題など人道的事業、南北をつなぐ列車の部分開通と開城工業団地の通行・通関問題など経済協力活性化策を提案する計画だ。国防相会談の開催と常駐代表部設置などについても再度提案する可能性が高いとされる。
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