来年から顔・指紋の情報を盛り込んだ電子旅券が導入される。外交通商部(外交部)当局者は11日「電子旅券の裏面に顔写真・指紋情報などを盛り込んだ電子チップを付着する」とし「12月に実験的に発給した後、来年から発給を本格化する」と伝えた。

現行のパスポートは有効期限が満了するまでそのまま使える。外交部当局者は「電子チップが盛り込まれた顔写真は、国際民間航空機関(ICAO)が必す事項に定めたもので、指紋情報には本人確認が簡単にできる長所がある」と説明した。政府は、電子チップに収められた情報の流出を防ぐため暗号化したコードで入力し、やむを得ない状況を除いては、本人が旅券の発給を直接申請するようにして、本人確認や指紋採取を行なう計画だ。

同当局者は「指紋情報は旅券発給に必要とされる期間の間、一時的にのみ保管した後、削除する方針」とした。この当局者は現在進めている米ビザ免除プログラム(VWP)への加入に関連「米当局がビザ拒否率の基準(現行じゃ3%未満)を調整する作業が行なわれているが、3~10%に変わるだろう」とし「韓国が、VWPの新規加入を希望する国のうち、要求条件に最も近接しているだけに、肯定的な協議が期待できる」と述べた。


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