アムネスティ・インターナショナル(AI)は27日、世界の死刑制度廃止状況(2006年末基準)を発表し、現在「死刑存置国」に分類されている韓国が、最後の死刑執行から丸10年となる今年12月29日まで死刑を執行しなければ、「事実上の死刑廃止国」に分類されると明らかにした。

 韓国は政府樹立後、900人以上の死刑を執行してきたが、1997年12月30日に死刑囚23人に刑を執行してからは死刑を行っていない。今月12日に死刑が確定した死刑囚を含め、現在64人が死刑判決を受け収容されている。

 アムネスティ・インターナショナルの資料によると、韓国が分類されている「死刑存置国」は米国、北朝鮮、日本などを含め69カ国で、全世界の3分の1に当たる。「あらゆる犯罪に対して死刑を廃止している国」は88カ国、「通常の犯罪に対してのみ死刑を廃止している国」は11カ国で、遠からず韓国が分類されるとみられる「事実上の死刑廃止国」は現在29カ国となっている。


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