統計庁が27日に発表した3月の産業生産動向によると、先月の産業生産増加率は前年同月に比べ3.1%の増加にとどまった。前月比では0.4%の減少を記録した。操業日数を基準に換算した増加率は前年同月比4.3%で、前月の6.7%を大幅に下回った。
 同行指数循環変動値は100.4で、基準となる100をわずかに上回ったが、2月に比べると0.3ポイント落ち込んだ。製造業の活動水準を示す平均稼働率は81.4%で、前月の82.0%からやや落ち込んだ。

 消費部門でも前月までは好調だった食料品、乗用車などの販売が減少し、消費財販売増加率は前年同月比7.3%となり、やはり前月の12.1%から鈍化した。

 投資部門では設備投資増加率が事務用機器と特殊産業用機械などの好調で6.4%増加し、国内機械受注額も5.1%の増加率を示したが、いずれも2けたの伸びを記録した1~2月に比べると鈍化している。ただ第1四半期全体の設備投資は前年同期比1.2%、機械受注額は15.2%増となり、1年前に比べると回復の兆しが見えている。

 建設部門では建設期成が民間建設部門の冷え込みで前年同月比2.0%の増加にとどまったが、建設受注は公共部門と民間部門ともに好調を示し、前年同月比32.0%の大幅増となった。

 第1四半期の産業生産増加率は3.3%で、昨年第1四半期の12.8%を大幅に下回ったが、消費者販売増加率は7.2%となり、1年前の5.3%よりも改善した。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0