韓国と北朝鮮は18日に平壌で第13回南北経済協力推進委員会の日程を開始し、これまでの合意事項を実践に移すことを確認した。
 韓国側委員長を務める財政経済部の陳棟洙(チン・ドンス)第2次官は、北朝鮮の権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事が主催した歓迎夕食会で、「せっかく合意した経済協力事業を具体化、発展させることを期待する」と述べた。今回の協議が成果を生み、南北経済協力を発展させる転換点となることを願うとし、そのための覚悟も新たにしていると強調した。現在の経済には国境がなく、ましてや同じ民族は経済協力関係をさらに高い段階に発展させていくべきだと述べた。

 北朝鮮の権責任参事はその前に述べた歓迎演説の中で、「すでに合意した問題は積極的に実践し、はだかる障害は克服しながら、統一された強盛民族として堂々と進むわが民族の姿を見せつけよう」と述べた。協議で成果を得るために惜しみない誠意を求めるとした。

 この日は韓国代表団の到着後、代表団歓談がすぐには行われなかった。南北会談では相手側代表団が宿泊先到着直後に、両代表団が歓談するのが慣例となっている。しかし北朝鮮側はこの日、韓国代表団を宿泊先前で待ち受け歓迎のあいさつだけするとそのまま部屋に案内した。代表団の歓談は夕食会の直前に5分間行われたが、同席した権責任参事は、「徹底した政経分離原則で仕事をする」と述べた。この発言に対し、韓国代表団が協議の中で6カ国協議合意の履行を求めることを見越し、6カ国協議合意と経済協力委員会は別だとほのめかしたのではないかとの見方も出ている。ただ、列車試運転問題に関しては、「上級会談(閣僚級会談)で良い結果があったとおり、うまくやっていこう」と、前向きな姿勢を示している。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0