青少年の間で、悪い食習慣や過度な飲酒・喫煙、これに伴う体力の低下が目立っている。保健福祉部の下部機関に当たる疾病管理本部が教育人的資源部の協力を受け、2005年から毎年9~10月に中・高校生8万人を対象に実施した健康実態調査で明らかになった。
 調査結果によると、喫煙を始めた年齢は5年ごとに1歳ずつ早まっており、1998年の平均15.0歳から昨年は12.4歳にまで低下した。18歳青少年の5分の1に当たる19.8%が喫煙しており、18歳女子の喫煙率(昨年12.4%)は成人女性(2005年5.8%)の2倍以上に達した。

 初めて飲酒した年齢も次第に低下し、1998年の15.1歳から昨年は12.6歳に早まった。昨年の調査時点で18歳青少年の44.5%(男子50.2%、女子38.5%)が飲酒しており、このうち5分の1は過度な飲酒と分かった。高校3年生女子の飲酒率は昨年38.5%で、成人女性の2005年飲酒率36.3%を上回った。

 また、果物や野菜などの推奨食品よりファストフードや加工食品を多く摂取し、朝食を食べないケースが多いなど、悪い食習慣で栄養バランスが偏っていることも明らかになった。昨年の場合、推奨食品の推奨量に対する摂取率は、果物(1日1回以上)が32.2%、野菜(1日3回以上)が16.6%などだった。これに対し炭酸飲料水は75.8%、ファストフードは68.4%、即席めんは72.5%など、はるかに高い数値を示した。朝食を抜く割合は25.4%(男子24.2%、女子26.7%)だった。エネルギー摂取量は増加した一方で身体活動は不足し、青少年の肥満はこの7年間で8.7%から16.0%と2倍以上増えた。

 さらに、身長や体重など体格は大きくなったが、体力は低下している。1995年と2005年の青少年の体格を比較すると、男子中学生、高校生ともに身長が2.5センチメートル前後伸び、体重も約5キログラム増加した。これに対し、腹筋回数は2000年の35.4回から2005年は34.4回に減り、長距離走のタイムが7.3分から7.5分と遅くなるなど、体力は低下した。

 あわせて、こうした青少年の健康状態に社会の二極化が影響していることが確認された。所得上位層の喫煙率は12.5%なのに対し、下位層は13.3%と相対的に高い。身体活動の実践率も上位層の13.3%に対し、下位層は9.6%と低かった。


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