発電所側は、作業員4人に対し水や食塩水などで放射能汚染除去措置を行い、被爆の有無を確認した上で病院に搬送したと説明した。しかし、放射能汚染物質に直接触れ放射能に被爆した可能性があるにもかかわらず隔離措置をしておらず、病院でもこうした事実を伝えなかったため、負傷者は一般患者とともに治療を受けていた。発電所関係者は、当時作業員が個別に身に着けていた放射能測定装備を通じ確認した結果、放射能は基準値の2000分の1以下だったとしている。高温水が放射能に汚染された可能性は排除できないとしつつも、放射能汚染除去措置を行ったので安全だとした。
発電所は現在、放射能流出有無を点検するとともに、正確な事故経緯を調査している。1978年4月に運転を開始した古里原子力発電所は今年6月18日で設計寿命が満了する。科学技術部は国際原子力機関(IAEA)の安全性検証などを経て運転を続けるかどうかを最終決定する予定だが、環境団体や地域住民は稼動継続に反対している。
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